PART2　浄土真宗 Q&A

QNO.３親鸞聖人の主な著述ってな〜に？

A.親鸞聖人のいちばんの著述といえば、「教行信証」（きょうぎょう
　しんしょう）です。正式名は「顕浄土真実教行証文類」（けんじょう
　どしんじつきょうぎょうしょもんるい）という６巻からなる書物です。
　これは、真宗の教えの根本があきらかにされたもので、私たち門徒が
　よく日常おつとめする「正信偈」（しょうしんげ）というのは、この
　「行巻」の最後のところに書かれています。

「正信偈」は、「教行信証」のかなめとなる内容を短くまとめたものです。
次に親鸞聖人の著述と言えば、「和讃」（わさん）があります。
和讃の主なものには、阿弥陀如来のお徳を讃えた「浄土和讃」、お念仏を
伝えた７人の高僧を讃えた「高僧和讃」、阿弥陀如来のお救いを讃えた
「正像末和讃」（しょうぞうまつわさん）がありこれらを「三帖和讃」
（さんじょうわさん）と言います。尚、因みに「歎異抄」（たんにしょう）
というのは、親鸞聖人が書かれたものではなくて門弟の唯円（ゆいえん）
様が、親鸞聖人の　お言葉をまとめた「聞き書き」です。